もくじ
はじめに
人物デッサンの描き方について解説していきます。デッサンの道具は何を準備すれば良いのか?何を重要視するべきなのか?どういう手順で進めるべきなのか?これらをわかりやすく解説します。
紙をイーゼルか壁を使い固定してから始めましょう。描いている紙と2、3歩分引いたの距離をとり全体を見ながらデッサンを進めていきましょう。
用意する道具を簡単に言うと紙と鉛筆と消しゴムです。身近にあるものですぐに始めることも可能です。
手順について簡単に言うと身体全体の釣り合いであるプロポーションを描くことから始めます。次に色調を整えて、陰影をつけます。光の部分を描き、細部を描きましょう。
今回の人物デッサンはロシア人の友人Dinaさんのデッサンと解説になります。それではどうぞ!
デッサン道具の紹介
- グラフィック鉛筆 HB、4B、7B
- デッサン用画用紙
- コヒノール ソフト消しゴム(eraser Koh-i-noor hardtmuth 300/40)
- 練り消しゴム (アート用) ファーバーカステル(kneadable art eraser Faber-Castell)
- プラスチック消しゴム
第一歩として、ワークスペースを準備してください、紙をイーゼルに固定してください。イーゼルが無い場合は紙を壁に固定してください。これは重要なことです。もしも、あなたが机で描いてしまうとプロポーションやパースペクティブが間違ってしまうかもしれないからです。
あなたが2、3歩を図面から離れられることを確認してください。
そして、描く対象を用意します。著作権フリーのネット素材からデッサン用の写真を見つけるのも一つの手です。
(たとえば、著者の著作権問題を避けるためにunsplash.comを使います)
デッサン手順の解説
よろしい、さあ始めましょう!
第一に、あなたのデッサンのために紙の上にプロポーションを見つけてください。
人体は、通常6-8頭身です。
身体の姿勢を見出して下さい。たとえ80%が対象の衣類だとしても、すべての体を描いて下さい。
その後、モデルに着せるようにして服を描いて下さい。
プロポーションを描けたら、B5〜7の柔らかい鉛筆で、デッサン全体にトーン(色調)をつけます。
鉛筆の線をぼかすのに手(綺麗で乾いていることを確認してからやりましか)や紙(トイレットペーパーは完璧に良い効果を出せます)を使います。
ぼかしにより色調はさらに暗くなります。
顔や服のしわなど細部を描いて絵を具象化させずにていきましょう。
必要ならさらにトーンを加えますが明るい部分を残しておきましょう。
消しゴムを使います。消しゴムは消すだけではなくて描くこともできます。明るい場所は消しゴムで描き出します。
違う種類の消しゴムがあれば様々な使い方が出来ます。
快適に実験ができるでしょう!
詳細を描いていくと、あなたのデッサンはデッサンの対象と同じように見えてきます。
最も重要なものは、プロポーションと陰影で、光源が(または太陽)がどこかについて常に覚えておくことです。
デッサンから2、3歩引くことで、アートワーク全体と間違っているところと忘れているところを視覚化できます。
そして、プロポーションが間違っていたら、トーンを付けた後でも、ドローイングの部分全体を消すことを躊躇わないで下さい。あなたのアートワークは更に良くなります。
間違いをしたら、消してください、紙はそれを受け止めます。恐れないで良いのです!
まとめ
デッサンで重要なのは光がどこから来るのかを常に意識しておくことです。
デッサン用の写真は著作権の問題を避けるためにフリー素材を使用しましょう。
デッサン用に沢山の種類の消しゴムを揃えておくと様々は光が描けそうですよね。電動消しゴムもおすすめです。
ティシューペーパー、紙、指でラインをぼかしていくのも楽しそうです。自分は綿棒を使ったりもします。
デッサンを机で描いてしまうとプロポーションやパースペクティブが狂ってしまうので、紙は必ずイーゼルや壁に固定して、2、3歩下がることの出来る空間を確保しましょうね。
私は鉛筆で描かれた黒色と紙の白色が大好きです。美しいと感じます。
最後に人物デッサンのデッサンと解説をして頂いたロシア人の友人Dinaさんに感謝します。
スクラッチアートの技法についてはこちら。
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