ぬくもりを感じて
消えていった夢から
夜から始まる旅のように
光の欠片から想い描いて
世界を望んで
すべてが失われたような
世界中で時が止まっていたような
あの部屋に立ち
紅い光線の中で
帰らない大きな時が
過ぎさってしまった事に気が付いたから
あめ玉の向こうの
オレンジ色の太陽が
溶けてしまえばいいと思った
二年たった春の日に
ようやく泣くことができて
なれない言葉の影に
目を伏せた子供を
見た気がしたから
消えていった夢が
暗闇のなかで
凍りついていなかったから
もう一回
動き出すことを選んだ
時折、頭角を見せては
姿を変え続ける世界を
終わらずに奔走して
宝物を捜している
美しく飾っていく、その木が
たとえ、からっぽ、だとしても
夜から旅が始まって
あめ玉の向こうの
オレンジ色の太陽を
求めている
Music
https://suno.com/s/wqPXPZBsFZeQ6DoP
poem : kmskv (age 24)
music : suno
visual : grok ai
