白い街の天使たち ― 第八話

「君が修理するのかい?」青年は訊いた。
「No!ジジイだ。ぬいぐるみという名の世界一の針金使いさ!」少年は自信満々に言った。
「だから“ぬいぐるみ修理店”なんだ!世界一の針金使いさ!」少年は続けた。

「は…針金!?、、、そう。」青年は針金と聞いて不思議に思ったが、修るのならいいかと思いなおした。
少年は車を見て言った。「3日後には修ります。連絡先を教えてください。」
青年はまだ宿が決まってないから「決まったら連絡する」と答えた。

少年は「OK、わかりました。それじゃあ3日後に」と言って自転車のブルーメタル号にまたがった。
ハンドルにあるスイッチを押すと、ウィーン、カシャン、カシャン。
ブルーメタル号のどこかから無数の針金が飛び出し、壊れた”キカイ3333″をゆっくりと包み込んでいった。

「それじゃまた。バーイ!」少年は別れの挨拶をして、重そうにブルーメタル号をこぎ始めた。
「ああ、バイ」「ばあい!」青年は小さく手を振った。

動画

https://youtube.com/shorts/59lmMNB0eho?si=2iJkpnvNEDWfqLBj


制作ノート

この作品は、作者 kmskv が20歳のころに妹さんと共作した原作をもとにしています。
当時描いていた絵本用イラストを元に、今回はGrokでAI動画化し、Sunoで朗読を付けています。

Suno朗読プロンプト(第8話で使用):
ethereal cinematic background, soft ambient sound, whispered female vocal, gentle storytelling tone, light magical atmosphere, calm morning air, subtle emotional warmth, slight suspense, whimsical mechanical sounds, clear narration, storytelling with soft excitement, dreamlike reverb


クレジット

原作・制作: kmskv(妹さんとの共作)
共作: 妹さん
映像: Grok(AI動画化)
朗読: Suno(上記プロンプト使用)


タグ

#白い街の天使たち #第8話 #ブルーメタル号 #針金の約束 #kmskv #妹さんとの共作 #Grok #Suno #AIアート #物語