もくじ
絵が上達する模写のコツ4つ【初心者向け】
- 模写する対象の好きなところを見つける。模写する対象の、ここが描きたい、これを表現したいというところを決めます。目だったり唇だったり表情だったりすると思いますが、そこを観察します。
- 薄目で対象を見てざっくりした陰影として把握する。対象を薄目で見る事で大まかな陰影を把握します。
- 片目で対象を見る。片目で対象を見る事で両目で見るブレが無くなります。対象の輪郭や形を把握することが出来ます。
- スマートフォンで対象と絵を撮影し、交互に見比べてデッサンの狂いを修正する。客観的にデッサンの狂いを観察できます。
イラストの模写にも応用可能な技術紹介
用意するもの
- キャンバス F0サイズ(18.0cm×14.0cm)〜F3サイズ(273mm×22mm)
- キャンバスと同じ大きさにコピーした模写する対象の写真
- B6のチャコールペンシル
- 図り棒(長めの筆が図り棒代わりに使えます)
- スマートフォン
写真を模写する7行程
1.絵にしたい写真をキャンバスと同じサイズにコピーします。コピーを絵を描くサイズと同じサイズのキャンバスに貼ります。
2.キャンバスとコピーを貼ったキャンバスをイーゼルに並べます。
3.図り棒を使いチャコールペンシルで点をとっていきます。コピーの方の模写する対象を四角く囲むように点をとります。
4.キャンバスの方も同じ場所に一つずつ点を取っていきます。キャンバスの端から点までを筆を使って測っていきます。キャンバスの角を筆を掴んだ手先で摘むようにして、筆の柄の尖った先がくるところに点がくるようにして位置を測ります。1つの点を取るのにキャンバスの4つの角を利用し、それぞれの角から点までの距離が正しいことを確認します。同じ要領で他の3つの点をとります。4つの点が出来たら、それぞれの点と点の距離を測って長さに狂いがないようにします。4点に線を引いて四角を作ります。この四角が模写する上での基準となります。
5.四角の4点を基準に他の点を取っていきます。大まかな輪郭から点を取っていくと良いでしょう。基準の点と点の真ん中くらいに新しい点を増やしていくと良いでしょう。更にその真ん中をとっていくように進めていきましょう。大体の輪郭の点が取れたら線で結びます。大まかな輪郭から取って、徐々に細かい部分の点を取っていきます。
6.人物の場合は指や顔などの細かいところは最後に取り組みます。
7.見本とデッサンした絵をスマートフォンで写真を撮りましょう。同じアルバムに入れて2枚の絵を並べましょう。見本とデッサンした絵を交互に見ながら、デッサンの狂いが無いかチェックしましょう。
まとめ
デッサンの狂いをなくし模写を仕上げる。この方法を使うことで描き直しの手間や体力の消耗を防ぐことが出来ます。
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